そうして、長ぐつをはいたネコは、ふくろをかついで、いきようようとお
ネコは、王さまの前に行くとうやうやしくおじぎをし、
「王さま、わたくしは、主人のカラバ
(カラバ侯爵というのは、ネコが
王さまは
「それはありがたいことじゃ、そなたの主人にお
つぎに、ネコは
そしてヤマドリが
王さまはたいそうよろこんで、ネコにごほうびをくださいました。
ネコはその後も二、三か月の間、カラバ侯爵のお使いと名のっては、いろいろなえものを王さまのところへとどけました。